連日暑い日が続いてますが暦の上ではもう秋。
秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、そしてなんといっても「食欲の秋」ですよね。
秋になると旬を迎えるものが多く作物は獲れたてが一番美味しいので「実りの秋」とも呼ばれています。
そんな「実りの秋」の旬の食材をふんだんに使って、みなさんに秋の味覚を堪能してもらいたい!
そこで今回は秋を感じてもらえるような美味しい料理をご紹介していきます。是非作ってみて♡
目次
食欲の秋がやってきた♡
秋に旬を迎える食材にはいいところがたくさん♪
栄養価は高いのに価格は安いし、鮮度がいいので味が濃くて美味しい!それだけでなく今自分の本能が欲している栄養。
つまりはこれからどんどん寒くなってくるので身体を温めようとする根菜類や鮭、代謝を上げ免疫力を上げてくれる木の実やキノコ類など、たくさんのスーパー食材たちが秋に旬を迎えます。
秋を感じる料理といえば?ピッタリな料理をご紹介
旬の食材を使ったこの時期にしか味わえない、実り豊かで美しい秋にピッタリな料理をご紹介。
かぼちゃの汁物
かぼちゃはウリ科の植物で野菜には珍しく新鮮なものより熟成されたものの方が甘みがありホクホクした食感が味わえます。
また栄養価も高いので積極的に食べたい食材。主にβ-カロテンやビタミンB群など、緑黄色野菜らしい栄養素が満点です。
購入時のポイント
購入する際には軸とその周りをみてみましょう。
軸が太く切り口が乾燥していてコルク状になっている、かつ軸の周りがへこんでいるものがいい感じに熟成されているものです。
その他にも持った時にずっしりと重みを感じるもの、膨らみ方が左右対称なものが◎。
カットされている場合は果肉がオレンジ色の濃い、種が膨らんでいるものを選ぶと良いでしょう。
おすすめレシピ
ごろごろカボチャスープ
玉ねぎとかぼちゃのお味噌汁
煮物のイメージが強いかぼちゃですが汁物に入れることでよりかぼちゃらしい甘みが楽しめます。
和食洋食問わずつかえるかぼちゃ!あなたはどんな汁物にしますか?♪
スイートポテト
さつまいもはヒルガオ科の植物でビタミンCや食物繊維を多く含み、デンプンが豊富なためエネルギー源(主食)にも適しています。
サツマイモは60℃ぐらいで長時間加熱するとデンプンが糖化し、酵素の働きで甘みが増します!
ちなみにツルも茎も食べることができるので無駄のない食材と言えるでしょう。
購入時のポイント
購入する際は表面とヒゲを見てみましょう!表面の色が均一でつやがありヒゲが柔らかいものが良いでしょう。
表面が黒く変色してるものやヒゲが硬いものは、古い場合が多く味に苦味が出てしまっている場合があります。
おすすめレシピ
なめらかスイートポテト
和風スイートポテト
サツマイモは低い温度が苦手な食材です。新聞紙などに包んでできれば常温で保存しましょう!
おかずにもおやつにもなる万能なサツマイモ!あなたはどうアレンジしますか?
栗ご飯
栗はブナ科の植物で、なんと縄文時代から食べられているそうです。
全体的にバランスよく栄養素を含んでいますが、中でもビタミンB1とビタミンC、カリウムが豊富なんだとか。
栗のビタミンCは加熱に強いのでどんな調理法でも安心!
他にも渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれているためアンチエイジングやガン予防などにも効果があります。
購入時のポイント
購入するときは表面の皮が硬くツヤがよく、まんまるとした重みのあるものを選びましょう!
また、小さな穴が空いているものは中に虫が入っていると思っておいた方がいいです。
自然のものだと仕方がないですがあまり見たいものではないですよね…(笑)
おすすめレシピ
もち米入り栗ご飯
洋風栗ご飯
ご飯が炊ける匂いで食欲が掻き立てられ、炊飯器を開けて立ち上る香りは至極そのもの!!
栗ご飯を想像するだけで献立が思い浮かぶほど「秋といえば栗ご飯」と言えるのではないでしょうか。
保存する場合は常温よりも袋に入れて冷蔵庫に入れると良いです。(チルドだとなお良し!)
舞茸の天ぷら
舞茸はサルノコシカケ科の植物で旨味が強くコリッとした歯応えが特徴的なキノコです。
基本的にはどんな調理法でも美味しくいただける舞茸ですが、茶碗蒸しには一度加熱したものを使いましょう。
マイタケプロテアーゼというタンパク質分解酵素を含んでいるため固まらなくなってしまいます!
また、舞茸を汁物や鍋に入れると黒くなりますが、それはアクではなく旨味と栄養素です!気にせず…いや、むしろ積極的に食べましょう!!!
購入時のポイント
購入する際にはカサと軸の色を見ましょう。軸が白くカサに張りがあり、触ったらぱきっと折れちゃいそうなものが新鮮です。
逆に表面に水分が滲んできているものは古くなってきている証拠。パックでは触ることが出来ないので表面に水分が滲んでいないか、小房の寄せ集めではないかを基準にすると良いでしょう!
おすすめレシピ
まいたけの天ぷら
まいたけのフリット(洋風天ぷら)
舞茸はビタミン類やミネラル、ダイエットや美肌に効果的なナイアシンを多く含んでいるため、ダイエット向きの食材です。
また、テストステロン向上に必須な亜鉛も多く含み、ナイアシンはアルコール代謝をサポートする効果もあるため老若男女問わず摂取したい食材のひとつ。
舞茸は新鮮なものが美味しく、保存にはあまり向いてません。
早く消費するに越したことはありませんが、どうしても保存することになってしまったらオイル漬けなどの保存食にしましょう!
チンゲン菜の中華炒め
チンゲン菜はアブラナ科アブラナ属の植物で柔らかいのに歯切れと食感がいいのが特徴です。
煮ても煮崩れしないため、炒め物はもちろん煮込み料理やスープなどさまざまな料理に使われます。
また、アクがなく食べやすい上に調理時間を短縮できるのも嬉しいですよね♪
購入時のポイント
購入するときは、全体的に見て美味しそうなものを買いましょう。
特徴としては、葉の色が濃く、軸(淡緑の部分)が短いものが◎。そして葉に厚みがあって根元がふっくらとしてるものが良いでしょう!
おすすめレシピ
青菜の塩味炒め
チンゲン菜の中華炒め
身体はpHバランスにより保たれています。それが崩れてしまうと原因不明の不調に悩まされてしまうんです。
私たちの食事は肉や卵など、酸性のものが多く、チンゲン菜はアルカリ性の野菜のため、体内のpHバランスを保つのを手助けしてくれるでしょう!
保存は長期には向かないので買ったらなるべく早く食べましょう。
ピーナッツバター
ピーナッツはマメ亜科の一年草で良質なタンパク質が豊富な植物です。
食すことで身体作りや免疫力低下防止、思考力低下防止などの我々が生活する上で非常に重要な栄養素を蓄えています。
また、カロリーが高いので摂取にしすぎには注意が必要ですが、オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸、つまりは我々の体内では生成することのできない必須脂肪酸も含まれているんです!
脂肪とはいってもこの脂肪酸はコレステロールを抑制する働きがあり、肥満防止のお手伝いをしてくれるものなので怖がらないでくださいね(笑)
購入時のポイント
購入する時なんですが、ぶっちゃけ素人目にはほぼほぼ判断は出来ません!農家の方でさえ難しいみたいです…。
強いてあげるのであれば…実はまるまる太ったものの方がいいとは限らないってことぐらいですかね(笑)
熟成しすぎてしまったものは風味が落ちてしまうこともあるので、まんまる太っちょピーナッツよりぽっちゃりピーナッツの方が間違いないといえるでしょう!
白くて綺麗すぎるものも過剰洗浄してる可能性が高いので注意です!
おすすめレシピ
自家製ピーナッツバター
ピーナッツだけ!自家製ピーナッツバター
とろーりピーナッツバター
朝食にもおやつにもおかずにも使えるピーナッツバター!ぜひ手作りして売ってるものとの違いを感じてみてください♡
保存方法ですが、ピーナッツバターは水気が天敵!使う時のスプーンやナイフに水滴がついてないかよくチェック!
ちなみに常温保存でいいのですが、心配なら冷蔵庫でもOK!
ただし、出してすぐだと結露で水滴がついてしまうので、使う時はしばらく常温に出しておいてくださいね。
焼き鮭アレンジ
鮭は、サケ目サケ科サケ属の魚でDHAやEPAなどといった不飽和脂肪酸が多く含まれています。
この脂肪酸は魚に多く含まれているのですが、中性脂肪を減らしてくれる効果があります。
その他にもアスタキサンチンという鮭の色素成分が含まれているのですが、これがすごいんです!
ビタミンEの1,000倍、ビタミンCの約6,000倍もの抗酸化作用がありシワの形成を抑制させる効果や、シミの予防、眼精疲労や筋肉疲労の回復、さらには腎疾患の予防や肝機能の向上まで!!
このアスタキサンチンは鮭の中でも赤みの強い紅鮭に多く含まれているので、購入する時は注目してみるといいですね!ちなみにイクラからも摂取できますよ♡
購入時のポイント
刺身を購入するときはさしに注目!さしが多いものは脂が多く鮭特有の甘みを感じられます。
逆にさっぱり食べたい時や漬けにする場合はさしの少ないものを選ぶと良いでしょう。
おすすめレシピ
サーモンのローズマリー風味焼き
生鮭のにんにくマヨ焼き
鮭のゆずこしょう焼き
切り身の場合は頭側のレンゲ型のものは脂も旨味も多いので、ソテーや焼き魚に
尻尾側の半月型のものはあっさりしてるので、竜田揚げやフライに適しています。
共通して注意して見ておきたいのは、骨の周りに血がついていないか、ドリップが出ていないかです。
血がついていたり、ドリップが出ているものは鮮度が落ちていると思ってください!!
秋刀魚ご飯
秋刀魚はダツ目サンマ科サンマ属の魚でエイコサペンタエン酸やダコサヘキサエン酸やDHAが豊富に含まれています。その中でも特にDHAが多く100gあたり1,400mgも含まれています!!
DHAは脳の栄養素とも呼ばれ、記憶や学習機能を向上させる働きがあります。お子さんからお年寄りまで嬉しい効果ですね♡
秋刀魚は餌を食べてから排出するまでの時間が約30分と、非常に短く青魚特有の香りがダイレクトに感じられるのが魅力です。
また、内臓にはレチノールという栄養素を含んでいて、このレチノールは目の健康を維持する働きやコラーゲンを作る働き、肌の再生や皮脂分泌をコントロールしてニキビや吹き出物を抑制してくれる効果があります。
魚の内臓は独特なクセがありますが、秋刀魚の場合他の魚とは違いえぐみが少ないので積極的に食べたいですね!
購入時のポイント
秋刀魚を購入するときは太さと口先と目を見ましょう。
まんまると肥えた秋刀魚は脂がのっている証拠!秋刀魚の顔が小顔に見えるぐらい背中もまんまるな方がジューシーです。
おすすめレシピ
きのこと秋刀魚の炊き込みご飯
サンマの蒲焼ご飯
塩鮭&プチとまとのチーズ炊き込みご飯
口先が黄色いものは脂が滲んでるからうまい!と言われがちですがそうではないんですね…。
確かに良い物であることは間違いないのですが!!(笑)実は新鮮さがわかる部分なんです!
秋刀魚は泳いでるとき口先が黄色いのですが、とってもデリケートな魚のため水揚げの時にお亡くなりになっちゃいます。
時間が経ってくるとどんどん色素が抜けてきてしまうため口先の黄色が残っているものの方が新鮮!というわけです。どちらにせよ口先の黄色には注目です!
しらすパスタ
しらすはうなぎ、カタクチイワシ、マイワシ、アユ、ニシンなどの稚魚の総称でカルシウムやビタミンDを多く含んでいます。
カルシウムは骨の形成や骨粗しょう症の予防、ビタミンDはカルシウムの吸収の補助を担う働きがあります。
他にもセレンやビタミンB12も含んでいて、それぞれ脳血栓や心筋梗塞などの血栓症予防や脳細胞や脳神経の再生や修復の効果があります。
購入時のポイント
購入するときは形に注目!ブツブツと切てたり折れたものが多いのは茹でる温度が高すぎて風味も味も飛んでいる場合が多いので避けた方が無難です。
折れそうなぐらいカーブしてるものもありますが新鮮なものを茹でたときに曲がってしまうだけなので美味しく食べれますよ!
おすすめレシピ
しらすパスタ
しらす納豆パスタ
しらす明太パスタ
パックで購入する際に、小さいカニやエビなどが混じっている場合もありますが、よっぽどのものじゃない限り取り除きません!美味しく食べられます!
食べても問題ないと漁業組合の人が判断したものなのでくれぐれもクレームなど入れぬよう…(笑)
梨タルト
梨はバラ科ナシ属の果実で疲労回復に効果があるアスパラギン酸が100gあたりに140mg程度含まれています。また、梨は弥生時代から食べられているそうです!
梨特有のしゃりしゃり感はリグニンやペントザンという石細胞がなしているもので、整腸作用や保湿効果、大腸ガンや肥満などの生活習慣病予防に効果があります。
他にも咳止めや解熱効果のあるソルビトール、消化酵素のプロテアーゼ、骨密度増加などのカリウムを多く含んでいます!
良いことだらけの梨ですが成分の約88%が水分なので残念ながらビタミン類はほとんど含まれていません(笑)
購入時のポイント
購入する際は形と表面と色を見ましょう!梨は甘みが下にいく特徴があります。なのでお尻側にもったりとした形のものの方が甘いといえるでしょう。
また、持った時にずっしり感のある軸がしっかりしたものは実が詰まっていて味が濃く、果皮がツルツルしたものの方が実が成熟していて食べごろに近いものです!
色は、赤梨(黄褐色のもの)は赤味がかった褐色に、青梨(黄緑色のもの)は黄色に変化したぐらいが食べごろです。
おすすめレシピ
和梨のタルト
和梨と洋梨のタルト
洋梨のタルト
梨は追熟する果実ではないので食べたくなったら買う!という方がいいです!!
秋の味覚を存分に楽しんで
日本特有の気候によって生まれる四季。実に美しく幸せなことですね。
視覚や嗅覚で感じるだけではなく、味覚でも季節を感じましょう!料理をすることで五感全てで楽しむ事が出来ますね。
冬に近づく秋はもっとも人が暖かくなる季節!あなたも大切な人と秋の味覚を楽しんで♡
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