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大阪vs.広島 お好み焼き論争 どちらが発祥?違いは何?

投稿日:2019年10月10日 更新日:

今日はがっつりしたもんが食べたいなぁ。そうだ!お好み焼きなんていいじゃないか!!

さて、みんな大好きお好み焼きですが話出すとあるバトルが始まりますね。

「大阪の粉もん文化に勝てる思っとんのか」
「広島風?こっちが本物じゃ」

そう、大阪vs広島 お好み焼き発祥論争。下手したら多くの負傷者が出かねない大きな問題です。

という事で今回は大きな被害が出る前に「大阪、広島のお好み焼き問題」を良い方向に向くよう解明していきます。

 



お好み焼きの歴史

それではまず手始めにお好み焼きの歴史に軽く触れていきましょう。わかりやすく2つに分けてお好み焼きの歴史を追っていきます。

 

1つ目:奈良時代

煎餅(センビン)という中国料理がルーツになっている。

煎餅というと我々日本人はあのお米のせんべいを思い浮かべますが、センビンは中国の料理で別名薄餅(バオビン)とも呼ばれています。どちらも小麦粉を水で溶き焼いたものです。

中国料理でそんなものあったっけと思ってるあなた。あれです。北京ダックを巻くアレです。お好み焼きというよりクレープに近いですね。

 

2つ目:安土桃山時代

「麩の焼き」という和菓子がルーツになっている。

この麩の焼きは小麦粉を水で溶いて薄く焼き、砂糖や山椒味噌などを巻いて簡易に作れるものです。とてもお上品でありお茶を邪魔しないことから、かの有名な千利休が茶菓子にとよく作らせていたみたいですね。

こちらの麩の焼きがお好み焼きのルーツと言われていることが多く、もっとも有力な説らしいです。

しかし麩の焼きは先ほどのセンビンを元に考案されたと言われているので、筆者は「お好み焼きは奈良時代に伝わってきたセンビンがルーツだよ!」と今後言いふらして行こうかなと思ってます。

 

お好み焼きの発祥は?大阪?広島?

さてそこまで知って困るのは、発祥地ですね。

ここまで粉もんが文化として根付いてる大阪では?しかも千利休は大阪の人だし…。さっき筆者も麩の焼きの元のセンビンがルーツだと言いふらすと言っていたじゃないか!

と…。でもちょっと待ってください!

現在のお好み焼きと離れすぎていないか…。と思いませんか?思いますよね、だってほぼクレープじゃん。

そこで出てくるのがなんとTokyo

東京にあるのはもんじゃだろ!!!と思ったあなた。大正解です。なんとまさにそのもんじゃ焼きこそが現在のお好み焼にもっとも近い発祥とされているんです。

 
もんじゃ焼きは元々駄菓子屋に売っているようなお菓子で、一銭洋食と呼ばれ子供達の食べ物とされてきました。

しかしもんじゃ焼きはとてもゆるく鉄板と向かい合って食べるものとして売られていました。が、小僧が持ち帰りたいと言い出した…。駄菓子屋のおばちゃんはさぞ困ったことでしょう。

そこで粉の比率を多くしたものを考えた。それが「どんどん焼き」。これで手軽に持ち運べてさらにお腹を満たすこともできますね。

その後、第二次世界対戦が起こり日本は大きな食糧飢饉に陥りました。特に広島は焼け野原になってしまい、非常に苦しんだとか。

そんな中アメリカ軍から小麦粉の配給がありましたが、日本は当時(今もですが)米文化で小麦粉を食べるという習慣はなく、工夫に苦戦したと言います。

食糧飢饉、小麦粉、一銭洋食…!!もうお気づきでしょうか。そうなんです。

子供達がワイワイと食べていたもんじゃ焼きが元となり、その後の経済成長を経て、食糧飢饉どころか豊かになった日本は好きな具材を入れて焼き上げる「お好み焼き」に発展させたと言われています。

ここまできたら、ルーツとか発祥とかもういいやって思いませんか?みんな仲良くしようよ!ね!!日本は1つだよ!!!!
てことで、次は各地のお好み焼きの違いについて話していきます。

これを知っていれば「どんなお好み焼きが食べたいの?」と言ってお好み焼き論争を遮り平和にお好み焼きが食べれることでしょう!

 

大阪と広島のお好み焼きは何が違うの?

違いについて徹底比較してみました。

焼き方

  • 大阪は混ぜ焼き
  • 広島は重ね焼き

この焼き方の違いが主な違いです。

生地のかたさや味

  • 大阪は具材を混ぜ込むためかための生地、溶く際に出汁が使われるので生地自体に味が付いている
  • 広島はまずクレープ状に生地を焼くためゆるめの生地、出汁は入っていない

生地の厚さ

  • 大阪は混ぜ焼きのため食べる物自体が生地になっている
  • 広島は重ね焼きのため生地が薄くなっている

焼き方が違うため生地の厚さが真逆です。食感も全く違うのでどちらが食べたいか決めるならここに注目!

具材

  • 大阪は混ぜやすくキャベツが4cm以下のものが多く全体的に具材が短く切られている
  • 主にはキャベツ、豚肉やイカなど
  • 具材に決まりがなくアレンジしやすい
  • 広島は上に上に重ねるので具材を長めに切っている
  • 主にはキャベツ、天かすや豚バラ肉
  • 麺が入ることも多いので関西風よりはアレンジしにくいが、季節によって牡蠣なども入る

大阪は生地と一緒に具材も蒸されているので統一感があります。広島は反対に蒸されてはいるけど長いので食感が残りやすいです。

 
※広島のお好み焼きは本来麺が入ってないという噂も

2つのお好み焼きの印象ですが、大阪は粉もんでお腹にたまるけどおかずとしてもいけそう。大阪ではお好み焼きをおかずにご飯を食べるらしいのですが納得です…!

広島は麺が入ってる場合が多いから主食としていいと思います。

 

結論として発祥は東京有力説ですが…

大阪のお好み焼きはふわふわでつい食べすぎちゃいますよね。筆者はひとりで3、4枚食べちゃいます(笑)

広島のお好み焼きも食べるところによって食感が違うので飽きがこない!なので食べすぎちゃいますね。筆者は麺が好きなのでこれまた一人で3、4枚ペロリと…。

どっちも美味しいのがいけないんだ!美味しすぎるんだ!!筆者は決して食べすぎてるわけじゃない!だから!お好み焼き論争なんてやめて!!

さあ!みんなでお好み焼きパーリィしましょう!!

 
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ちゃんすー

お酒と旦那様が大好きな元料理人!大概のことはなんとかなると思ってます。 「童心を忘れないことが楽しく生きるコツ」を念頭に置いて今を生きてます!

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