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七草粥はいつ食べる?食べる意味や由来、七草の種類と効能を解説

投稿日:2020年8月23日 更新日:

お正月も3日くらい過ぎると「七草粥」の話題が出てきます。

スーパーで七草の時期になると売っていますよね。私はドライタイプのものを買う事が多いです。

ところで七草粥を食べる意味や由来をご存じですか?

七草の名前はなんとなくわかっていても「なぜそれを食べるのか」詳しく知らない方も多いのでは?

次の世代、子どもとへ伝えていくためにもキチンと理解しておきましょう。

 



七草粥はいつ食べる?食べる意味と由来も紹介

七草粥はお正月が終わる 1月7日 に食べます。

家ではだいたいスーパーで七草セット購入し、作ることが多いかと思います。

お粥は作ってからすぐに食べないと水分を吸ってしまいますよね。

私の家の場合はお粥というよりも、雑炊かリゾット風にしています。

七草粥の由来は中国からきています。

私は日本からの由来なのかとばかり思っていましたが、中国だったようです。

奈良時代にこの風習が日本に伝わっていきました。

年の初めに若菜を摘んで食べる「若草摘み」という風習と、七種類の草や野菜を使ってお粥を作る「七種粥」の風習から、現在の「七草粥」として定着しました。

中国では新年の日にちを動物などに見立てて占っていたそうなんです。

  • 1月1日=鶏
  • 1月2日=犬
  • 1月3日=猪
  • 1月4日=羊
  • 1月5日=牛
  • 1月6日=馬
  • 1月7日=人
  • 1月8日=殻

唐の時代になると、1月7日の人の日に七種(ななしゅ)菜(さいの)羹(かん)という7種類の草、野菜を使った汁ものを食べるという風習が始まりました。

七種菜羹の中の「羹」というのは汁のことを表しています。

7日は人を大切にする「人日の節句」とされていて五節句のうちの一つになります。

1月7日に七草粥を食べるのは、その1年が健康で平和であること、つまり無病息災で過ごせますようにという意味があるんです。

また、正月の料理で疲れた胃腸を休めるということでもあります。

お正月はお休みの人も多いので、つい暴飲暴食をしがちになってしまいますよね。

1月7日の朝に七種菜羹を食し、立身出世を願ったとも言われています。

 

七草の種類と効能を解説!

七草粥を全部合わせると薬膳効果があるんです。

食欲増進や利尿作用、解熱や咳止めなど多くの効果があります。

こんなに体にいいものばかりだとは知らなかったので、これから食べるときは薬だと思うといいのかもしれませんね。

 

セリ(芹)

セリ科の植物で競っているように生えているのでセリと呼ばれています。

血液をきれいにしてくれて高血圧や動脈硬化の抑制にもなります。

整腸作用もあり、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、カリウムが含まれています。

セリは普段でも食べるようなことがありますよね。

 

ナズナ(薺)

麦栽培の伝来とともに日本に伝わり、なでて汚れを除くといわれています。

別名ではぺんぺん草といわれているのでわかる人もいますよね。

民間療法でも使われていて、高血圧や解熱、便秘など止血作用もあるといわれています。

ナズナはビタミンKが豊富なので骨粗しょう症の改善も期待されています。

 

ゴギョウ(御形)

ハハコグサという別名のあるキク科の植物で朝鮮半島から伝わりました。

仏体を表す縁起物の植物なんです。

咳止め、のどの炎症、むくみに効果が期待されています。

明治時代、草餅の食材でもあり、お茶にして飲むことで喉の症状に効果的だといわれています。

 

ハコベラ(繁縷)

ハコベといわれるナデシコ科の植物で繁栄がはびこるという意味があります。

中国では薬草をして使われていたそうです。

利尿作用、止血作用、鎮痛作用、歯槽膿漏の予防だけではなく、心の安定作用もあります。

ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、カロテノイド、フラボノイド、サポニンという栄養豊富な薬草です。

 

ホトケノザ(仏の座)

コオニタビラコという正式名をもち、キク科で仏の安座といわれています。

仏ということで縁起のいいものなんです。

整腸作用、高血圧の予防、歯痛緩和、肝臓回復の効果が期待できます。

シソ科のホトケノザとはまったく違うものです。

 

スズナ(菘)

アブラナ科の植物でカブが正式名で見た目もカブだとわかりますよね。

スズナは「神を呼ぶ鈴」といわれています。

便秘、胃潰瘍、胃炎や風邪、がん予防にもよいとされています。

根っこと葉に効能があって、主に葉にはビタミンA、ビタミンC、B1、B2、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれています。

お粥を作るときには葉だけではなく効能がある根っこも入れたほうがよさそうですね。

 

スズシロ(蘿蔔)

スズシロは今でいう大根で、根は汚れのない純白さからスズシロといわれています。

消化不良、二日酔い、頭痛、発熱、冷えや胃炎、便秘の解消他多くの効能があります。

根っこにはジアスターゼがたくさん含まれていて消化促進にいいとされています。

葉にはビタミン、ミネラルも多いので葉も根も入れて作るほうがよさそうです。

 

美味しい!七草粥のレシピ3選

「七草粥の作り方」と言っても、レシピは数多く存在しますよね。

手の込んだものから、簡単にできるもの、隠し味をして違う雰囲気にしてみたり…!

今年は普段と違うレシピで七草粥を楽しんでみませんか?

 

昆布茶が隠し味♡七草粥の作り方

材料

・炊いてあるご飯2杯分
・七草セット
・ご飯の倍量の水
・塩  少々
・昆布茶 小さじ1

炊いたご飯から作るタイプの七草粥です。手間が少ないのでうちもこれに近い感じで作っています。

昆布茶をいれるのがポイント♪七草の青臭さが気になるという方はぜひ試してみてください。良い隠し味になりそうですね。

 

炊飯器で手軽に七草粥

材料

・七草セット
・といだ米
・塩

パパッと美味しく作りたい!という方にぜひオススメです。

炊飯器のお粥モードで作れるので簡単!シンプルなのですぐに参考にできますね。

すごく楽なのでうちもこれでやってみたいと思いました。

 

直火で生米から作る七草粥

材料

・といだ米
・七草セット
・昆布
・塩 ひとつまみ
・水

一度は作って見たい、直火で生米から作る七草粥です。

材料もシンプルで昆布がポイントですね。見た目もとてもおいしそうです。

 

まとめ

  • 七草粥を食べるのは「人日の節句」である1月7日
  • 七草粥は中国が由来
  • 1年が健康で平和であること、無病息災で過ごせますようにという意味が込められている
  • 七草の種類は セリ(芹)、ナズナ(薺)、ゴギョウ(御形)、ハコベラ(繁縷)、ホトケノザ(仏の座)、スズナ(菘)、スズシロ(蘿蔔)
  • 七草粥を全部合わせると薬膳効果がある

七草粥を食べることはちゃんとした意味があって、そして体に良いものなので続けていこうと思いました。

とてもヘルシーなので太るような心配もなさそうです。

草なので私の場合は青臭さがどうしても気になっていましたが、工夫次第でおいしく食べられますよね。

1年間健康でいられるように願いをこめて毎年七草粥を作って食べるのもいいと思います。

ぜひお正月のしめくくりに食べてみてください。

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rapis

ハンドメイドが好きでやっています。占い師もしているのでいろいろ相談に乗っています。お笑いが大好きで毎日笑うようにしています。

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