専業主婦・パートから正社員になるタイミングはいつか、正社員になろうとしても自分だけの都合に合わせられません。
なかなか正社員になれないという問題と、実際に正社員になることへの不安もあると思います。
正社員として働きたいけど、家事や子育てとの両立が難しい。専業主婦・パートから正社員になりたいけれど、一歩踏み出せない。
理想と現実の差を目の当たりにして、落ち込んでいませんか?
昔の私が正直その通りでした。そして内心「正社員の友人が羨ましい」と思っていました。
今回はそんなはがゆい気持ちでいっぱいの主婦の方へ、私の体験談と結果的にどうしたのか?をお話させていただきます。
正社員になることが全てではありません。早く働き始めたい!と焦る気持ちも分かりますが、片手間に就職活動するより今できることが他にあります。
目次
正社員を辞めた、諦めた。正社員からパートへ転職
私は結婚を機に正社員を辞め、パートへ転職しました。もともと仕事が辛かったのもあるけれど、家事をしながらの生活がハードでもう少し仕事の負担を減らしたかったからです。
ずっと実家暮らしだった私は幸せな結婚生活とはいえ、環境が変わったことに少なからずストレスを感じていたのかもしれません。仕事と家事に追われることに耐えられませんでした。
新しい生活に慣れてきて、また正社員になりたいな~と思ったときには時既に遅し。私はこの時妊娠していました。
また転職して正社員になっても1年経たないと育休が取れないことがほとんど。それならパートを続けた方が、産休と育休はとれます。
産後に転職しようもんなら、子育てが忙しい時期に新しい仕事を覚えることに。また、入ったばかりの会社にしょっちゅう迷惑をかけるのも気が引けます。一人目が大きくなってくると二人目を考えたい…。
正社員への夢を抱えながら、完全にタイミングを逃しました。
なぜ?どうして?私は正社員の友人が羨ましい
どうして正社員の友人が羨ましいのかというと、第一は自分と比べて収入があること、収入が多いこと。そして自分にはない正社員の友人のようなキャパシティー。
正社員として働く自分を支えてくれる環境に、夫や家族の理解があること。正社員というキャリアが積まれていること。などなど挙げだすときりがないです。
自分に無いものばかりが、正社員の友人にはあります。
いつかの選択で正社員を選んでいたら、あの時正社員を辞めていなければ、私も正社員として働けたのかもしれないという後悔が自分を苦しめます。
自分が選択しなかった方を選んだ友人が賢くみえ、正しい選択をしているように感じました。先を見ず安直な選択しか考えなかった自分が惨めに思えて…。
正社員かパートか専業主婦か、どの選択が正しいのか、正解は無いし、人それぞれです。それは家族にもよるし、自分に合っているかにもよるし、子どもの成長も関係してきますから。
でも言えるのは、どれも事実ということです。
収入もキャパも環境もキャリアも自分に無いのは事実。正社員の友人にあるのは事実。この変わらない事実のせいで、友人が羨ましく思え、正社員の友人が眩しいのです。
大人のヒエラルキー
一緒に遊んでた学生時代には無かった感覚。それは小中学生の時のスクールカーストにも似た大人のヒエラルキー!
子供の時のイケてるイケてないなんてかわいいもんでした。大人の階級の基準はもっとシビアだった(笑)
収入だとか、どんな会社に勤めているだとか、どこに住んでいる、どんな家を買っている、どんな車に乗っている、どんな配偶者に…。
なんだか色んな事とお金が絡むんですね。必然的に職業が関係してきます。「正社員」もひとつのステータスです。
お金だけじゃなくて心の豊かさが大事、というのは分かっています、頭では。でもお金の余裕は心の余裕ですからね。
こころの豊かさが足りないから、こんなヒエラルキーなんか気にしてしまうのでしょうか(笑)そんな自分のくだらなさが、更に心の豊かさを枯渇させます(笑)
自分が選ばなかった選択
私の正社員の友人Aちゃんと、Bちゃん。二人が眩しくみえる瞬間を思い出してみました。
まずAちゃん。新卒で就職した会社へ勤め続け、結婚し育休を経て復帰しました。普通のことなんですけど、結婚して正社員を辞めた自分と比べると、頑張っている彼女が眩しいです。
どうして私は彼女のように頑張れないのだろう。
きっと子育てをしながらの正社員はとても大変です。でも自分の大変さを差し置いて、家族のために頑張れる彼女を尊敬もします。
やりたい仕事だから続けられる人、自分の為に働いている人、どちらにせよそのバイタリティーが自分にありません。結婚を理由に正社員を辞めなかった彼女。
子供が小さいうちに正社員へ再就職って難しいです。この先しばらく正社員になるのは難しい自分。かたやその間も着々とキャリアを積むAちゃん。
眩しいなあ~。特に彼女の会社かなりホワイトで、住宅手当等の福利公正がしっかりしている。正社員羨ましい…
そしてBちゃん。就職で地元を出ていたけれど、結婚を機に地元へ帰ってきました。そこで専業主婦でもなくパートでもなく、地元でまた正社員として働いています。
今後正社員になるなら子供が産まれる前がベストと思った、と。くう~、正しい選択!彼女の将来を見据えた考えや行動がとても堅実で、またまた自分の浅はかさを痛感。
現在無事産休に入り、育休が終わったら復帰するのだそう。産後に戻れる職場があるって心強いですよね。彼女の計画通りです。
二人とも家族の為、自分の為に大変なことをこなしているんです。更に自分がしっかり稼いでいる自覚がある。
マツエクにネイルに、自分が稼いだお金で堂々といつも綺麗にしている彼女達をみると、正社員ではない自分にはそんな余裕が無くて惨めな気持ちに…
(あっでも思い出したら正社員の時でも私はマツエクもネイルしてなかった。笑)
「隣の芝生の青さ」を羨ましく思うより、自分自身を見つめ直す
「無い物ねだり、隣の芝生は青い」
正社員にならなくとも、夫の収入で生活できる方が羨ましい。夫に働けと言われる。辞めたいけど辞められない。など、嫌々正社員になっている人がいれば、こんなことをおっしゃるかもしれません。
正社員ではない私は、子供と一緒に過ごす時間をしっかりとれます。正社員になることで、犠牲にすることもあるのかも。普通の生活ができている内は、その当たり前に感謝しないとですね。
正社員の友人を羨ましいと思う自分もいれば、正社員ではない自分を羨ましいと思う人もいる、ということです。
比べるよりも、できること
周りと比べたところで、誰も得しません。それでも自分に無いものは欲しくなるもの。人間誰でもそうだから、無意識に比べてしまうことには目をつむりましょう。
心に余裕ができたら、自分に無いものや足りないものではなく、自分には有るものや自分だからできることを探すべきですね。
比べても何も問題は解決されません。正社員になれるでもなし、夫の収入が増えるでも無し。今ある幸せを大切にすることが、今できる賢い選択です!
あなたのタイミング、私のタイミング
いつか正社員になりたいと思っているし、早くなりたいという焦りもあります。
でもどんな仕事が良いのか、子供がいくつになれば仕事に支障がないか、夫は賛成してくれるだろうか。
自分が言い出したことだけど、しっかり続けて頑張れるだろうか。子育てと両立できるかも、働いてみないと分かりません。
最近は男性の子育て参加も浸透してきて、保育園の送迎だったり、理解ある会社も増えてきました。それでも子供が風邪を引いたり、急なお迎えなんかあれば、出動するのはまだまだ母親が多いですよね。
私の考えは、無理をして子供と向き合う時間を削るようになるなら私はまだパートでいいです。結局何を重視するかが、人によって違います。
仕事がリフレッシュになる人や、働いている方が子供としっかり向き合える、自分が働く姿を子供に見せたい、などなど。
子供の人数にもよりますよね。私の場合はまだ一人目の子供で、子育てに自身が無いのも理由です。二人目や三人目が産まれると、自分のキャパも増えるかもしれないし、考え方も変わるでしょう。
正社員に焦ってなるより、落ち着いて余裕が出来てからが良いのかなと思ったり。また後悔する選択を選ばない為にも、なが~い目で見て自分が良かった思える選択をしたいです。
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