夏至という言葉は聞いたことはあると思いますが、意味はわかりますか?
いつが夏至なのかは、カレンダーを見ると書いてあることもあります。
夏至はほとんど意識することはない、という人もいるかもしれませんが、詳しく知ることで気にかけるようになると思います。
どんな過ごし方をして何を食べればいいのかもご紹介しますので、最後までご覧くださいね。
目次
夏至はいつ?毎年変わるの?
今年の夏至はもう終わってしまいましたが【2020年6月21日】でした。来年は【2021年6月21日】です。
天文の関係で2055年くらいまでは6月21日か22日が夏至になるようです。
- 2020年 6月21日
- 2021年 6月21日
- 2022年 6月21日
- 2023年 6月21日
- 2024年 6月21日
- 2025年 6月21日
夏至の瞬間である「夏至点」(時間)もあって、毎年変わります。2020年は6時43分(日本時間)でした。
夏至は二十四気の一つで、北半球では1年の中でも昼の時間が長い日になります。
「夏」という言葉がついていることからもわかるように、夏のはじまりということですね。
確かに梅雨が明ける頃で気温もグンと上がる時期でもあります。
夏至は何をする日?おすすめな過ごし方をご紹介!
2020年の夏至は372年ぶりの皆既日食でもありました!
スピリチュアル的にいうと、今年はとても特別な夏至だったのです。
夏至の日は、自然の大きなエネルギーによって体調にも変化が起こるとも言われています。
夏至の前後にやるべき準備や行動をしておくと、その後の成功につながっていく可能性が高いようです。
今まで滞っていた物事を実行してみる
夏至は陰→陽と変わり目の時。
今まで動かなかったことを動かしてみるというのに向いているときです。
例えば何かやりかけのものをまた初めてみるのもいいですね。
できそうなことをやり始めてみる、または書いてみる
実行できるようなことがあればうまくいきやすい時なので、試してみるのもいい時です。
すぐにわからないときは考えてやりたいことをノートに書いていきましょう。
例えばダイエットや健康のために運動を始めるなど。
太陽の光を浴びる
陰から陽になることで陽は火のイメージになります。
晴れていれば太陽の光を浴びるようにしてみてください。
もし雨や天候が良くない場合は赤い洋服を着てみたり、赤い物を使用してみたりするのも良いんです。
日光浴をすることでパワーを体に取り入れることができます。
夏至に欠かせない食べ物や風習はあるの?
夏至は冬至のようにゆず湯に入るなど、全国的な行いの風習はないのですが、食べるものはあるようです。
冬至なら一般的にすぐにかぼちゃを食べることが浮かんでくると思います。
夏至は全国的に見ていきますと、地域ごとに「夏至にはこれを食べる」という風習があります。
【関東地方・奈良県】小麦粉で作るお餅
関東ではあまり浸透していませんが、神様へのお供えや田植えの手伝いをした方にごちそうするもののようです。
かなりシンプルなものを食べていたという印象ですよね。
奈良県では小麦粉、もち米を混ぜてついた餅をきな粉をかけて食べるそうです。「半夏生餅」ともいわれています。
【愛知県】無花果田楽(いちじくでんがく)
愛知県では一部地域ですが無花果田楽というのを食べるようです。
いちじくの生産量も多いことから、いちじくに田楽味噌をかけて食べる料理です。
あまり見たことないですよね。食べてみたいです!
健康と豊作を祈願しながら無花果田楽をいただくそうです。
【静岡県】冬瓜
冬瓜と聞くと「冬」がついているので、あれ?と思いますが夏が旬の食物です。
夏バテや暑い夏を乗り切るために食べるという意味があるようです。
低カロリーの食材なので肥満予防にも良いとされています。
【三重県】みょうが
三重県ではみょうがを夏至になると食べるようです。
薬味としても夏にはよく食べているものですが、体にもいいですよね。
夏バテの予防にもなるので夏至にはぴったりの風習です。
【福井県】焼きサバ
福井県の一部地域では半夏生に焼きサバを食べています。
江戸時代からの風習で、サバを食べて暑い夏を乗り切るために栄養をつけるという意味があるようです。
田植えが終わった人たちに偉い人が食べさせていたということもあります。
【関西地方】タコ
田植えで植えた稲がしっかり根を張るように・・・というのをタコの足に例えているそうです。
豊作を願うという願いから食べる風習があるようです。
タコを食べるのは夏至から半夏生までと言われています。
【京都府】水無月(和菓子)
京都では水無月という名前の和菓子を食べます。
三角形のういろうの上に小豆が乗っている和菓子です。
小豆は邪気祓いで、三角の形は氷を表していて、暑い夏を乗り越えるという意味があるそうです。
田植えの祈願とは別で、夏至から残りの半年の無病息災を願っていただきます。
【香川県】うどん
普段から「香川県=うどん」というイメージがありますが、ちゃんと意味はあるようなんです。
調べによりますと、毎年7月2日あたりの半夏生の日が【うどんの日】になっているそうです。
収穫した麦でうどんを作り、田植え作業をした人々に振舞います。
その時期に食べるのは半夏うどんと呼ばれています。
【九州地方】小麦餅・団子
九州地方では関東と同じような、小麦餅や団子を食べるという風習があります。
熊本の方では、豊作を願い神棚にお供え物として作っているところもあるようです。
まとめ
夏至についてまとめましたが、個人的にも知らないことがあり勉強になりました。
今年の夏至の日、何もせずに過ごしてしまったことを少しだけ後悔してしまいました。
ぜひ来年からは6月の夏至を少し意識して、過ごしてみるようにしてみてくださいね。