待望の妊娠がわかって幸せな瞬間…それと同時に妊娠初期にはつわりがやってくる…。
妊婦さんのおよそ8割がつわりを経験すると言われており、つわりを経験したことのない人のイメージは「なんとなく吐き気がする」、そんな感じだと思っていませんか?
実はつわりには、吐き気の他に耐え難い空腹などのさまざまな不快な症状があります。
今回は『食べつわり』と『吐きつわり』の両方を経験した私が、実際の症状や行った対処方法をご紹介していきます。
目次
「食べつわり」と「吐きつわり」が交互に襲ってくる…私のつわり症状【体験談】
私のつわり症状は、主に「吐きつわり」と「食べつわり」でした。
つわりの症状を例えるのによく用いられる表現で、ずっと二日酔いのよう。と言われることがあります。
二日酔いのときを想像してください。吐き気や胃腸のムカつきがついてまわって、精神的にもつらいですよね。
二日酔いの場合は一回吐いてしまえば楽になることが多いと思いますが、吐きつわりの場合そうはなりません。
吐きつわりは吐いても吐いても、胃がからになっても一日中吐き気がつきまといます。
私の場合は食べ物を摂取した際や魚の生臭さに拒否反応がでて、気持ち悪くなっていました。
中にはお米の炊ける匂いが駄目だった人など、受け付けない匂いは人によって様々なようです。
食べつわりは、食べ物を摂取していないと吐き気がするようなつわりのことを指します。
物を口に入れているときだけ、苦しさが紛れるんです。不思議ですよね…。
かといって、一日中何かを食べているわけにもいかないし、実際吐きつわりで食事の量が極端に減っていたので、当時はすぐお腹がいっぱいになっていました。
あと一番辛かったのは起床してすぐの吐き気でした。
幸い気持ち悪くて寝られない…なんてことはありませんでした。夜中のうちに空腹になるので、朝起きるとすぐさま「うっ…」とこみ上げてくる吐き気。
これが一ヶ月近く続いたのが本当につらかったです。
しかも、食べたら食べたで吐きつわりがあるし…。食べたい、吐きたいの矛盾した生活を送っていました。
「食べつわり」と「吐きつわり」のダブルパンチが辛すぎる…楽になる方法は?
つわりは病気ではないので、なおすことはできません。
産婦人科で処方される吐き気どめを気休め程度に服用しながらひたすら耐える日々でした。
つわりがはじまって暫く経つと、自分の中で「これはつわりを和らげるかも!」と適応することが可能になってきます。
ここでは私が実際に気を紛らわせていた行動などをご紹介しますね。
アメ、ガムをくちにいれておく
とにかくお腹が空くと気持ち悪くてしかたなかったので、長時間口に入れておけて、なおかつあまりお腹が膨れない。そんなアメやガムをずっと持ち歩いていました。
フルーツ味のアメやミント味のガムは口の中がスッキリして気分転換になります。
健診の待ち時間のような、気持ち悪くても横になれない場面など、不快感を和らげる方法として大活躍でした。
マスクをする
においで吐き気がくる人におすすめです。
完全にとはいきませんが、ある程度周囲の匂いを遮断してくれるので、嬉しいですね。
マスクにつけるアロマなども販売されているので、この匂いならつわりが和らぐ…という匂いがあればそれをつけるのも良いと思います。
つわりの時期はちょうど一年ほど前で真夏でしたが、熱中症には気をつけましょう。
スーパーなど、食料品の買い物を控える
様々な匂いがごちゃごちゃになっている代表といえば、食料品が豊富なスーパーなどです。
特に鮮魚コーナーやお惣菜などの匂いが無理な人に食材の買い物は大変厳しいです。
近くに駆け込めるトイレがなかったら…と考えると近づかないのが吉。
できるだけ旦那さんやネットスーパーに頼るなどして、自分が不快な匂いに関わらない方法を探していくのがいいと思います。
吐いても苦しくないものを食べるように心がける
赤ちゃんのためにも栄養のあるものを食べたい…と思うかもしれませんが、つわりのときはお母さんの体調が第一です。
というのも、つわりの時期はまだお母さんの食べたものから、栄養を摂取する段階まで赤ちゃんは成長していないので、さほど食べ物を気にする必要はないそうです。
ごはんやお肉などはゼリーなどに比べたら水分が少なく、戻ってくるときに喉の異物感がすごくて吐くのがきつかった記憶があります。
どうせ吐いてしまうなら…と、私はこの時期ゼリーばかり食べていました。
枕元にすぐ口に入れられるものをおいておく
朝起き抜けに吐き気がこみ上げる、この症状のひとはかなり多いようです。私の周りでもそのような人がたくさんいました。
サイドテーブルにビスケットと水筒にいれたお茶を置いておき、朝体を起こす前にゆっくり食べてすこし休んでから起き上がっていました。
結果、あさイチで吐くことが少なくなり一日の始まりがちょっと憂鬱でなくなった気がします。
水分補給をこまめにする
固形物がたべられなくても、水分の摂取はとても大事です。
水分ですら気持ち悪くなってしまう方は、脱水症状を引き起こす前に病院を受診しましょう。
つわりは入院が必要なほど症状が重い場合もあります。特に夏場の暑い時期、嘔吐によって体の水分が不足しがちです。
温かい飲み物よりは、清涼感のある飲料のほうが飲みやすかったです。
スポーツドリンクは糖分も多いので、薄めて飲むなどすると良いですね。
まとめ
ツライつわりを乗り越えた方法をいくつかご紹介しました!少しでも参考になれば幸いです。
つわりの症状は妊娠中期ごろにはおさまってくるのが一般的ですが、中には臨月まで吐き気や空腹と戦わなければならない妊婦さんもいます。
症状も期間も人それぞれですので、体験談を参考にしながら、自分の症状にあわせて和らげる方法を模索してみてくださいね。